本日は自衛隊に感謝し、日本唱歌を歌う日の丸行進でした
徳永信一弁護士
愛国の作法 (石黒大圓氏主催「日の丸行進」へのコメント)
かつて講演で「愛国の作法」に言及したことがあります。
話しているうちに思いつきで出てきたのですが、これまで私たちは、
学校でも社会でも「愛国の作法」について習ったことがありません。
教育基本法に「愛国心」が盛り込まれたものの、どのような方法と
マナーで「愛国」を表現すればよいのかを教えるコンテンツはないままです。
在特会などの過激派は、日の丸を振り回して他国を非難すれば「愛国」の表現になると思っているようです。それが日本人の誇りを汚すことになるという洗練されたセンスがないのです。怒りよりも哀しみを思います。彼らに誰も「愛国」の表現方法を教えてこなかったのです。なんとも切ない気持ちになります。
日の丸を掲げるとき、君が代を口ずさむとき、天皇陛下を思うとき、
すでに亡くなった死屍累々の先人の存在と思いを想い、非礼があってはならないという覚悟を教えることが必要だと思います。
卒業式における国歌掲揚儀式事件における2年前の最高裁判決が、「儀礼」が持つ非政治的かつ象徴的意義を判示してから、様式化した儀礼の所為が政治的「生臭さ」を漂白する作用を持つマジックワードとなりました。儀礼、所作、所為、マナー、礼法という言葉がその「白い魔力」を携えています。 異なるもの、相反するものを一つにするものが「統合」の作用であり、「象徴」であり、「儀礼」です。「愛国」という行動が、「排外」や「敵対」ではなく「統合」に向かうためには、日の丸を掲げた途端、その「統合の象徴」に相応しい礼法を守り抜く決意が必要になるのだと思います。
それが「愛国の作法」だと思います。
石黒さんの行進は、まさしく「愛国の作法」の実践だと思います。
粛々と美しく愛国を表現することの誇らしさ、日本人に生まれたことの嬉しさを子供たちに伝えていく教材に育てるためにも、頑張って頂きたいと目頭を抑えながら書いています。
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徳永信一弁護士 愛国の作法 (石黒大圓氏主催「日の丸行進」へのコメント)
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