在日米海兵隊facebookより
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海兵隊軍曹が勤務を終了し、帰宅中に地元高齢者が自転車から道路に倒れ落ちるのを目撃し、車を路肩に駐車しすぐさま救援処置を施したときの様子です。
【沖縄県金武町】アメリカ海兵隊のモットーは、「名誉、勇気、献身」です。
沖縄県金武町にあるキャンプ・ハンセンに所属する一人の海兵隊員が、この価値観を実行に移し、海兵隊員が決して職務を離れることがないことを実証しました。
ジェイコブ・バウマン三等軍曹は12月23日の午後、地元高齢男性の命を救ったのかも知れません。
その日、バウマン軍曹は勤務を終わり、キャンプ・ハンセンから石川向けに国道329号線から車を走らせていると、道路わきをフラフラとしながら自転車に乗っている男性を目にしました。
バウマン軍曹がその男性の脇を追い越すと、男性は突然自転車から道路へ転げ落ちました。
バウマン軍曹はすぐさま車を路肩に停めて、男性のもとへ駆け寄り、男性と自転車を道路から遠ざけました。
バウマン軍曹は、「男性が転倒するのを目撃して、反射的に助けに走り出していました。他人のことに首を突っ込むのは好きではありませんが、手を差し伸べることは好きです。カルマ(業)を信じていて、他人が困っている時に手助けしないなら、自分が困っている時に手助けしてもらう道理がないということを理解して育ちました」と説明しています。
バウマン軍曹はまず最初に、男性の鼻近くに耳を近づけて呼吸を確認し、次に胸部が上下に動いているかを観察しました。
バウマン軍曹は男性の心拍が不規則であることに気づくと、すぐさま胸骨圧迫を始めました。
バウマン軍曹は自主的に心肺蘇生法の講習を受講し認定を受けていましたし、また海兵隊においても戦闘救助訓練を受けていました。
職務上、迅速かつ巧みに対応する必要があるため、今回の状況へも即座に対応できました。
バウマン軍曹は、「現場に向かって走っている時、男性が怪我をしていないか心配だったので、心臓がバクバクしていました。男性に駆け寄ると、早速、やるべき事をしました」と述べました。
男性を蘇生していると、車で通りかかった二人の衛生兵がすぐさま手を貸してくれました。
バウマン軍曹は、「男性は混乱していて酸欠状態でした。衛生兵の一人によると、最初男性は英語で応答していたが、途中からは完全に日本語でしか喋りませんでしたと話していました」と述べました。
地元の救急車が現場に到着すると、バウマン軍曹はやっと一息つけました。
たまたま現場を通りかかった陸上自衛隊の岩崎俊樹曹長(第三海兵遠征軍への自衛隊連絡員)も車を止め、人ごみに足を運びました。
岩崎曹長は、「男性が食べ物や飲み物を要求すると、海兵隊員は自分の水や弁当を分け与えようとしているのを目にして感動し、胸を打たれました。海兵隊員と衛生兵は素晴らしく、彼らに感謝しています」と述べました。
バウマン軍曹は、その日忘れられない特別の瞬間があったと次のように話してくれました。
「男性の応急処置をしている時、女性が私たちのところをじっと見つめているのを感じました。そして他の人たちも私達の背後に車を停めて、助けが必要かと聞いてきたんです。その時、ほんのわずかな瞬間でしたが、われわれ軍人だけが協力し合っているのではなく、周りにいる全員が団結し始めているのを感じて、非常に高揚しました」
翌日、友人がバウマン軍曹の行動の重要性を認識させてくれました。
バウマン軍曹は、「仲の良い友人の一人が、『男性が死にかけているのを食い止めた感想は?』と聞きました。私は、『良かったと思う。善人なら誰でもやることをやったまでだよ』って答えました」と述べました。
彼の友人は、「でも冗談抜きに、誰かのお祖父さん、お父さんやお兄さんが今日死にかけているとして、たまたまその場所に居合わせたとしたら、どう感じる?」と聞いかけました。
バウマン軍曹は、「男性を助けることができて嬉しいです。そして願わくば、人々が寛大さを広めて欲しいものです」と述べました。
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沖縄の在日米海兵隊員が、地元沖縄の高齢の男性を救助、命を救う
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