前田万葉大司教様が枢機卿、続いて三人の司教様
その中で大阪教区に新しい司教様が二人
そして織田信長の安土セミナリオ 1580年から 438年の時をへて
大阪セミナリオ再生へ 日本の再生、教育の再生、心の再生へと 時のしるし
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カトリックにとって、特にカトリック大阪教区にとって素晴らしいニュースです。
2014年8月20日に大阪教区の大司教様になられた前田万葉大司教様が
5月20日 バチカン、フランシスコ教皇様により 枢機卿に召命されました。
そして6月2日、2013年以来、長らく司教空位となっていたさいたま教区の新しい司教に、サレジオ修道会の現管区長、山野内倫昭神父(62歳)を任命する、と発表しました。
さらに教皇は、先日、前田万葉大司教が枢機卿に任命された大阪教区のために、2人の補佐司教を任命しました。1人は、クラレチアン宣教会のホセ・アベイヤ神父(68歳)。
もう1人は、オプス・デイの会員、酒井俊弘神父(58歳)です。
素晴らしい神様のお恵みに感謝♰
カトリック大阪教区は、昨年、ユスト高山右近の列福の大きな喜びがありました。
そして今年は、再宣教150年という記念すべき年です。
この再宣教150年の大きな節目に誕生した 前田万葉枢機卿様
ホセ・アベイヤ補佐司教様、酒井俊弘補佐司教様
大阪教区が大きくより良く美しく変わると思います。
前田万葉枢機卿様は、かねてより「大阪セミナリオ」の構想に取り組まれています。
織田信長がつくった「セミナリオ」は、日本の歴史にも大きな影響を与えたと
思います。
この「セミナリオ」が大阪に誕生します。
潜伏キリシタンが多く存在した、豊能、高槻・茨木・箕面などの北摂地区にも
大きな使命があると思います。
カトリック箕面教会にも「セミナリオ」への取り組みがはじまります。
大阪教区では、社会活動、過去にあったような 政治的な左翼的な活動は
もうなくなるということです。
素晴らしいことです。
我々信徒が憂いて信徒側も動いてきましたが、
ようやく夢がかなうということです。
我々信徒にも 今後、大きな使命があると思います。
歴史的な変革の時です。
長﨑・天草のカトリックの歴史も 世界遺産登録へというニュースがありました。
まさに前田万葉枢機卿の言われる「時のしるし」だと思います。
長い歴史を持つ カトリックの日本、そして大阪での変革は
日本のこれからの歴史と未来、子どもたちの育成にも大きな影響を与えると
思います。
巷では、女性や子どもを狙う犯罪など、日本で続いています。
また日本は自殺が多く、中絶大国でもあります。
新興宗教、オウム真理教などの影響で、宗教が悪いことのように言われ
また政教分離などと主張するあまりに 中立の名のもとに教育と宗教も分離され
道徳教育も長年 否定されてきました。
信仰心が失われ、宗教や道徳が否定されてきたのが
今日の日本の 一見 平和に見えながら 心の満たされない
特定の生きている人間をあがめたり、寄付や強引な勧誘をするような
カルトのような宗教はよくありませんが、
しかし、大いなる存在に対し畏怖する気持ち、日々の幸せや
生かされていることへの感謝の気持ちを持つ 自然な信仰心は
子どもたちのアイデンティティの形成にも重要です。
カトリックがその使命を担うことが大切であると思います。
「大阪セミナリオ」を通して、召命への取り組みを!
阿倍野 ・田辺 ・平野 主任司祭 :林 和則
来年に迫った大阪教区再宣教150周年に向けての動きの中で、前田大司教様がもっとも熱心に
取り組まれているのが「大阪セミナリオ」です。これは今年の新生メッセージの中でいくつか提案さ
れている、150周年への具体的な取り組みのひとつです。「セミナリオ」は「小神学校(日本では中
学 1 年生から高校 3 年生までの神学校)」という意味で、日本で最初のセミナリオは1580年、信長
の許可を得たイエズス会の宣教師が安土に建立しました。
前田大司教様がこの「セミナリオ」ということばを使われたのは、今年2月に列福されたユスト高
山右近がそのセミナリオのために大きな貢献をしたことが念頭にあります。安土のセミナリオは15
82年、本能寺の変において明智軍によって破壊されました。右近は畿内における新たなセミナリ
オを領地である高槻に自費を投じて建立し、召命のためにも盛んに活動したのです。右近の列福
を大阪教区に与えられた「時のしるし」と信じる大司教様は、大阪教区の召命のために右近の取り
次ぎを願うという思いがあり、また大阪教区の司祭・信徒・修道者も右近のような召命への熱意を
抱いてもらいたいという願いもありました。そして「小神学校」というように、小学生から高校生にい
たる低年齢層の召命に重点を置きたいという望みがあります。それはけっして青年以上の召命を
軽んじるということではありません。むしろ、これまで教区において低年齢層への召命の取り組み
がほとんどなかったからです。その大きな原因は大阪教区に小神学校が存在しないことによりま
す(日本の教区で小神学校を有するのは長崎教区だけです)。そのために小学生から高校生の多
感な時期の子どもたちにせっかく司祭召命の灯が心に灯っても、それを育て、守る場がないため
にいつの間にか消えてしまうということが多いのです。
-主 とともに働こう
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ただ「大阪セミナリオ」は「建物」ではありません。「大阪教区」そのものが、低年齢層の召命を守
り育てる「場」となることが第一の目的です。そのために大阪教区の私たち一人ひとりがその召命
に心をかけて自分のできることをしていくという、いわば「運動」のようなものです。
神によって子どもたちの心に灯された貴い司祭召命を私たちみんなで見い出し、育て、守ってい
く、そのような意識を教区の中にもたらすことが「大阪セミナリオ」の第一歩なのです。
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前田万葉大司教様が枢機卿、続いて三人の司教様 大阪教区に新しい司教様 そして大阪セミナリオ再生へ
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