映画「金日成のパレード」＆「北朝鮮・素顔の人々」11/11（金）まで大阪十三シアターセブン

アジア映画社（神戸市）社長の朴炳陽（パク・ビョンヤン）さんから チケットをお送りいただいています。 見にいきたい方は、ぜひお声かけ下さい。ぜひ見て頂きたいので 割引券を送料当方負担でお送りさせていただきます。



　映画「金日成のパレード」＆「北朝鮮・素顔の人々」11/11まで十三シアターセブン

北朝鮮で住民が命がけで隠し撮りした公開処刑や闇市場、孤児などの映像を編集した記録映画「北朝鮮・素顔の人々」が、11/11(金)今週末まで、大阪市淀川区十三の映画館「シアター・セブン」で上映される。

企画したアジア映画社（神戸市）社長の朴炳陽（パク・ビョンヤン）さんは「北朝鮮の現体制崩壊の日まで上映を続けたい」と
　同社によると、韓国の脱北支援者が複数の北朝鮮住民にカメラを託し、
２００５年ごろに中朝国境付近で隠し撮りされた。
同社は計１４～１５時間に及ぶ映像を支援者から入手し、約３０分の作品に編集した。
　
巨大なジャンマダン（闇市場）で食料や家具を持ち寄って売買する庶民。駅で手や顔を洗おうにも水道がなく、洗面器入りの水を１杯約６円で買う乗客。ごみ捨て場で残飯を分け合うコッチェビ（孤児）たち－。各場面が北朝鮮社会の厳しい現状を映し出す。
　
大勢の民衆を集めた広場での公開処刑の映像は、発表された映像では過去最長の約７分に及ぶ。不法越境や外国への人身売買などの罪状が読み上げられ、民衆の目前で銃声が何度も響く。
処刑された人の家族たちは見せしめのため、最前列に並ばせられるという。

停車中の列車わきで物乞いのために歌う孤児も、歌詞に「将軍様」の文言を入れなければならない。母を恋い慕う悲しい歌声に、周囲の大人たちが「寂しくなるなあ」と漏らす声も聞こえてくる。

　また、１９８９年にポーランドで製作され、日本では９１年に初公開された記録映画「金日成のパレード」も同時上映する。神格化された故金日成首席とマスゲーム、熱狂する国民の姿を記録している。

　
朴さんは「多くの餓死者がいる中で歌い、生き延びる孤児の姿からは、人間に普遍的な悲しみが伝わってくる。２作品を通じ、史上最悪の全体主義国家の表と裏の顔を見ることで、あの国の狂気を感じ取ってほしい」と話している。