「初めて運動会で日の丸が掲げられた日」実話です
大阪府内のある公立学校で、運動会の前日
校長先生が、「今まで運動会で、国旗掲揚や国歌がなかった」
明日は、きちんと国旗をあげようと思う。
本来は国歌も歌わなければならないが、今回はまず国旗から」
とお話された。
本当は国歌もと思いながら、職員室で反対する騒ぎや
混乱がおきるのは必須で
まず、国旗だけでもという苦渋の思いだっただろう
そこに日教組のおばちゃん教師が必要ないと叫んだ。
「職員会議にもかけないで、勝手なこというのやめて」と
ベテランの強いおばちゃん教師の発言で、若い先生らは
シーンとして何も言えずにいたところ
普段は、物静かな定年間近い男性の音楽教員が、静かに
「国旗あげるのはあたりまえやろ」といった。
おばちゃん教師がヒステリックに叫び、喚いた。
また男の音楽教員はこう言った。
「公務員やろ」
おばさん教師はいつまでもぶつぶつ言っていたが
その言葉で何も言えなくなった。
男の音楽教員が、炊事場でコーヒーのカップを洗っていると
以前、日教組100%加入率といわれる豊中で勤務して
心の病になりかけた年配の先生が小さな声でこう言った
「国旗あげるのあたりまえですよね。賛成です」
廊下で、男の音楽教員は、校長先生にすれ違った。
「校長先生、くじけちゃだめですよ。負けちゃだめです」
校長先生は、「有難うございます」と深々と頭を下げた。
次の日、運動会では、美しい国旗が一日中、たなびいて
子供たちの元気な姿を見守っているようだった。
長い歴史上、はじめて運動会で国旗が掲げられた日
その音楽教員は、運動会で疲れて、家に帰り
足腰が痛いといいつつ
静かにうれしそうにして、奥さんにこういった。
「来年は国歌もね」