本日の神戸新聞 投稿欄に 「拉致被害者の問題置き去り」 佐野武さんの投稿です 拉致被害者を救うためのボランティアに積極的に参加した時期がある。 署名や募金を呼び掛け、集会の会場で入場者誘導をした。 被害者のご家族と街頭に立った。 あれから10年がたつだろうか。 個人的な事情でいまは、参加していないが、拉致被害者である 横田めぐみさん、有本恵子さんのご両親が、会う人ごとに 懇願するように頭を下げる姿を忘れることができない。 安全保障関連法案成立までの報道を見ていると、 拉致問題が置き去りにされてきたように思う。 安保関連法の要素の一つに邦人救出があるが、拉致問題こそ 一番身近な具体例ではないか。 北朝鮮の独裁体制が揺らぎ混乱が生じたとき、わが国が被害者の 救出に入らなくてどうするのか。危険な所へ入って行くとき、 自衛隊員を丸腰で行かせるわけはいかない。 自民党幹部が言うように、安保関連法を機能される事態が起こらないに 越したことはないが、準備だけは怠らないように願いたい。 |