今、子供にむきあう仕事に復帰し、全力投球しています。
まだまだ仕事環境には慣れないですが、子供は本当にかわいい、宝物で
日々、幸せを感じ、仕事をさせていただけることを
心から感謝しています。
今、小学生の暴力が問題となっているようです。
最近、なんでも「暴力」という言葉を使うのが流行りのようで疑問です。
小学校一年生の学級崩壊、ずいぶん以前から、「小1プロブレム」といって問題視されています。
小1プロブレム - 小学校に入学したばかりの1 年生が、(1)集団行動がとれない(2)授業中に座っていられない(3)先生の話を聞かない、 などと学校生活になじめない状態が続くこと。
しかし、小学校1年生が教師を蹴るからといって
「暴力」という言葉を使うのは、なんだか疑問です。
こういう場合、すぐに親のしつけだと家庭の問題にされます。
もちろん、親の問題は大きいとは思いますが
果たしてそれだけでしょうか
明治・大正・昭和30年代くらいまでは、このような教師を蹴ると
いうような問題はなかったのではないかと思います。
昔から悪ガキ、いたずらっ子、いくらでもいましたが
大人が、余裕があったのではないでしょうか
今は、大人が大人になりきれていないから、子供の悪さに対して
いちいち パニックになってるような気がします
これは、親のしつけもですが、核家族化、少子化、道徳観の欠如
体罰の全否定、外で異年齢の子供と遊んだり、地域社会でいろいろな
大人と関わることがなくなった事
子供に「義務・責任」を教えず、「権利・自由」ばかりを
教えてきたこと
情報過多の時代、テレビや携帯、ネットなどでの情報の氾濫、
外でのびのびと遊ぶこともできない子供たち
朝ごはんを食べない、栄養の偏り、カルシウム不足、
複合的ないろいろな要素があるのだと思います。
特に最近は、団塊世代の大量退職に伴い、学校現場は大幅に
急激に、新任教員、20代の教員が増え、子育てをしたことのない世代
自分自身が、子供と関わったことのない世代が、教員となっています。
理想を抱いて情熱を持ち、天使のような子供に
教育と愛をと、教員になったものの
小学校一年生から、授業はなりたたない、教員を蹴るとなば
理想と現実のギャップにとまどい、心を病んでしまい
自らを「暴力」の被害者だと落ち込んだりするのではないかと思います
子供は、日本の宝であり、天使であり、純粋で可愛い
しかし、反面、純粋さというのは、わがまま、残酷さ、乱暴、
歯止めのきかない、
とんでもない悪ガキ、クソガキ、マセガキがいるものですww
そこを大人、教師が、余裕を持って
ならぬものはならぬと毅然とした態度が必要ですし
子供が暴れたり、蹴ったり、叩いたり、乱暴な行動には
心の奥にどんな欲求や感情、悲しみ、ストレスがあるのか。
子供だからこそ、自分ではどうにも感情のコントロールができない
部分があるのですし、
家庭で甘えられない、家庭でストレスを感じる部分で
学校で発散する場合もあります。
家庭のしつけの問題と言われますが
たいてい、家庭がきちんとして、しつけに厳しく
家庭で行儀のいい子は、学校では逆に行儀が悪い。
家庭が適度にのんびり、だらしなくても笑いのたえないような
気楽な家だと、学校では行儀はいいものです。
大人も子供も、どこかで発散する場が必要で、それで
精神、心はバランスがとれるものです。
大人でも、つねに緊張が続き、生真面目に完璧にしすぎていたら
心の病になってしまいます。
人間、どこか、リラックスしたり、法に触れない程度に
大人なら、酒、たばこ、恋愛、夜遊び、カラオケなど
ちょっとした悪いこと、遊びが必要なのと同じで
子供にも、リラックスできる場
悪いいたずら、ふざけるなどが心のバランスに必要なものです。
ですから、暴れん坊の子は、家庭、塾、習い事、など
ストレスを抱えているのかもしれません。
子供はひとりひとり、家庭環境も性格も性質もすべて違うものです
それを大きな愛で受け止め、導く大人の余裕があれば
「暴力」「いじめ」「荒れ」「問題行動」などという
かたにはめた一連の言葉でかたづけるような事もないのではないかと
思います。
中高生の暴力的行為と違い、小学校低学年の行動は
いくらでも周囲の大人の愛で、導くことはできると思います。
決して甘やかすのはよくないし、
私は感情的で痛みを感じさせたり怪我させるような
体罰には反対ですが
小さな子には愛のムチ、お手々やお尻をピシャリと叩くくらいは
必要だと思います。
高学年、中高生にはだめですけど。
小学校高学年、中学生、高校生ともなれば
大人に反抗したり、「ウザイ、キモイ、ウルサイ、死ね」などと
いう程度は、普通に順調に成長している証だと
大人は余裕で見守るべきですし
蹴ってきたりする子にも
叱った上で「大好きだよ」と
抱きしめてあげることが解決の道ではないかと思います。
あの子は乱暴な子た、問題児だ、しんどい子だ、ダメな子だ
などと、決めつけて こんな子は嫌いだという大人の感情が
あれば、子供は敏感ですから、大人の感情は伝わりますし
ますますエスカレートするものです。
大人の愛が必要です
子供が、乱暴な行動、乱暴な言葉を使う
友達に意地悪したりするのは
悲しさ、つらさ、苦しさの裏返しだったりします。
「僕を助けて、私を助けて」のサインだということもあります
■教師蹴る小1、通行人暴行=荒れる小学校、対応模索―問題行動調査
時事通信 9月16日(水)17時7分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150916-00000100-jij-soci
暴力行為などの低年齢化が鮮明になった文部科学省の問題行動調査。
各地から寄せられた回答には「小1に何度も蹴られ、教師が通院」「登校中に注意された児童が通行人に暴行」など目を疑うような事例が並んだ。低学年を中心に件数が急増しており、学校現場では対応に模索が続く。
発生件数が最も多かった大阪。府教委の担当者は「家庭環境が影響し、規範意識に乏しい子どもや自分の感情を抑えきれない子どもが増えている」と分析する。生徒指導担当の増員など中学で行っている対策が小学校にも必要かもしれないとし、「問題ある子どもに、迅速かつじっくりと対応する人の確保が重要だ」と話した。
大阪府高槻市教委は「コミュニケーションが苦手な子が問題を起こしやすい」として、友人関係の状況や学習意欲などを測る心理テストや、人を傷つけない話し方を学ぶ講座などを指導に活用している。問題行動を繰り返す児童へのサポートチーム設置なども進めており、発生件数は減少傾向にあるという。
■小学校の暴力、過去最多=「学校の荒れ」低年齢化-いじめは再検証・問題行動調査
2014年度に全国の小学校で起きた児童の暴力行為の発生数は前年度比572件増の1万1468件で、過去最多を更新したことが16日、文部科学省の「問題行動調査」で分かった。中学生の暴力行為は同4563件減の3万5683件で、「学校の荒れ」の低年齢化が浮かんだ。
教師蹴る小1、通行人暴行=荒れる小学校、対応模索-問題行動調査
人を殴ったり、物を壊したりした暴力行為の発生数は、小学校では1~5年で各100件以上増加。内訳は児童同士が7113件、対教師が2151件、器物損壊1997件などだった。
小学校の暴力行為は、1997~05年度は年2000件前後だったが、その後増加が続き、13年度に初めて1万件を突破。学年別では、06年度比で1.9~5.0倍となった。同じ児童が問題を繰り返す傾向が強まっているといい、同省は「情報共有が進み、認知件数が増えた面もあるが、貧困などが原因で家庭のしつけが不十分な子どもも増えている」と分析している。
一方、不登校の小学生は2万5866人、中学生は9万7036人。小中とも増加し、小学校は1000人当たり3.9人と、割合が過去最多になった。いじめの件数は、岩手県矢巾町の男子生徒が自殺した問題などを踏まえ、同省が再調査しており、10月下旬にも改めて公表する。