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フランシスコ教皇・回勅 "LAUDATO SI'"

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フランシスコ教皇・回勅 "LAUDATO SI'"



片柳神父様のブログよりhttp://d.hatena.ne.jp/hiroshisj/20150619/1434701772

2015年6月18日、初の回勅 “LAUDATO SI'”の発表と同時に、フランシスコ教皇は回勅の内容を要約してツイッターから全世界に発信しました。その内容をまとめましたので、どうぞお役立てください。回勅のタイトルは、アッシジのフランシスコの『太陽の讃歌』の冒頭から取られたものです。

※各文の冒頭の番号は、便宜上付けたもので、もとのツイートにはありません。

1.「わたしたちが直面している、わたしたちの共通の家である地球環境の保護についての課題を、立ち止まって、みんなで考えようではありませんか。」
2.「わたしたちの星の未来をどのように形作ってゆくかについて、新たに対話を始める必要があります。」
3.「貧しい人々とこの星の脆さの間には、密接な関係があります。」
4.「経済と発展についての、別の見方を探す必要があります。」
5.「それぞれの被造物に、固有の価値があります。」
6.「今日の使い捨て文化に代わる、新しい生活様式が求められています。」
7.「自然界に対する罪は、自分たち自身に対する罪であり、神に対する罪である。」(聖バルトロメオ)
8.「環境は、全人類に属し、全人類のためにある公共の財産です。」
9.「地球環境の変化は、今日の人類が直面している重要な課題の一つです。」
10.「わたしたちの家である地球が、巨大なゴミの山のようになろうとしています。」
11.「これらの問題は、使い捨て文化と密接な関係があります。」
12.「特に深刻な問題は、貧しい人たちの飲み水の質の低下です。」
13.「居住環境と自然環境が、両方とも悪くなっています。」
14.「環境と社会の悪化は、この星に住むもっとも弱い人たちに影響を与えます。」
15.「わたしたちは地球の叫びと、貧しい人々の叫びに耳を傾けなければなりません。」
16.「人口の増加を問題にする一方で、極端な消費主義を問題にしないことが、これらの問題の解決を妨げています。」
17.「特に北半球と南半球のあいだに、『環境の負債』とも言うべきものが存在します。」
18.「先進国は、再生産不可能なエネルギーの消費を制限することから、この負債を払い始めるべきです。」
19.「『無関心のグローバル化』を存在させているゆとりはありません。」
20.「経済的利益の追求は、公共財の破壊に終わることが多いのです。」
21.「経済と技術の連合は、目先の利益と関係のないものを脇へと追いやります。」
22.「すべての脆いもの、地球環境のようなものは、神格化された市場の利益の前では無防備です。」
23.「わたしたちの共通の家が深刻な荒廃に陥ろうとしていることは、事実に率直に目を向けさえすれば分かることです。」
24.「今日の世界システムが持続不可能なのは、いつくもの点から明らかです。」
25.「それぞれの共同体は、次の世代のために地球を守り、大地の実りを引き継いでゆく義務を負っています。」
26.「『創造の業』は、『自然界』よりも広い意味を持っています。『創造の業』は、愛に満ちた神の御計画と関係しているのです。」
27.「すべての被造物は、神のいつくしみを受けています。神はすべての被造物に、この世界での居場所を与えて下さるのです。」
28.「壊れそうな世界は、人類の力を方向付け、発展させ、制限するための賢い方法を考えるようわたしたちに求めています。」
29.「ときには、人類の平等な尊厳を守ることよりも、他の動植物を守ることに多くの情熱が注がれることがあります。」
30.「わたしたちはまず、わたしたちの只中にあるすさまじい不平等に対して義憤を感じるべきです。」
31.「わたしたちは、自分たちが他の人々よりも価値ある存在だと思い込んでいる人たちになぜか寛大です。」
32.「地球こそ、本質的な意味で相続財産です。その実りは、すべての人のためにあるのです。」
33.「信仰者は、このことについて創造主への忠実さを問われています。」
34.「人類が、これほどまでの力を自分たちに対して持ったことはありませんでした。ですが、その力が賢く用いられるという保証はありません。」
35.「それぞれの世代は、それぞれに限界を抱えた貧弱な認識しか持っていません。」
36.「わたしたちは、自分が直面している問題の重要性を把握できないことがあるのです。」
37.「わたしたちは、環境破壊についての教訓を学ぶのが遅すぎます。」
38.「市場は、人間性の全体的な発展と、誰もが居場所を見つけられる社会の実現を保証するものではありません。」
39.「科学と技術の進歩は、人類と歴史の進歩と同じではありません。」
40.「ただちに、文化の大変革に向かって動き始める必要があります。」
41.「キリスト教では、人間が他の被造物に勝る特別な尊厳を持つと考えます。」
42.「相対主義の文化は、他者を利用したり、他者を人ではなく物として扱ったりするよう仕向けます。」
43.「必要もなく動物を苦しませたり、殺したりするのは、人間の尊厳に反します。」
44.「貧困と戦い、自然を守るために、わたしたちは組織的に取り組む必要があります。」
45.「原住民たちにとって、土地は消耗品ではなく、神からの贈り物であり、神聖な場所なのです。」
46.「人間としての尊厳を感じたり、家族を育てたりするために、住む家を持つことはとても大切です。」
47.「わたしたちが受け取った世界は、わたしたちに続く人たちのものでもあるのです。」
48.「後からやって来る人々に、いま育っている最中の子どもたちに、わたしたちはどんな世界を遺したいのでしょうか。」
49.「この問題に、わたしたち自身の尊厳がかかっているのです。」
50.「未来の世代に居住可能な星を遺すかどうかは、ひとえにわたしたちにかかっているのです。」
51.「互いに依存しあいながら生きているわたしたちは、世界について共通の計画を持たなければなりません。」
52.「温室効果ガスを減らすためには、正直さと勇気、責任感が必要です。」
53.「生産と消費の減少が、他の形での進歩と発展をもたらすことがあります。」
54.「絶えず消費し、破壊する人たちの行動様式が持続不可能であることを、わたしたちはよく知っています。」
55.「信者たちは、信仰と響きあう生き方を求められていることを自覚するべきです。」
56.「たくさんのことを変えなければなりませんが、何にもまして変わる必要があるのは、わたしたち人類です。」
57.「心が虚しくなればなるほど、わたしたちは買ったり、所有したり、消費したりせずにいられなくなります。」
58.「福音の教えは、どのように考え、どのように感じ、どのように生きるかに直接の影響を与えます。」
59.「神がお創りになったものを守るという使命を生きることは、キリスト教徒にとって二の次のことではありません。」
60.「キリスト教の霊性は、生活の質について、もう一つの異なった見方を提示します。」
61.「環境保護を全体として考えるとき、その中には生活の様式やあるべき姿を考え直すということが含まれています。」
62.「歌いながら進みましょう。この星のための取り組みや配慮が、わたしたちから希望の喜びを取り去ってしまうことが決してないように。」
63.「主よ、わたしたちをあなたの力と光で導き、すべての命を守れるよう、よりよい未来を準備できるようお助け下さい。」


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