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北「拉致抜き」の初回調査報告を打診  日本政府、拒否で制裁強化に方針転換

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政府は、もっと強い姿勢で、拉致解決にむけて戦わねば・・・・
拉致被害者のご家族には時間がないのです
最後のチャンスと期待をしているのです

北「拉致抜き」の初回調査報告を打診 
日本政府、拒否で制裁強化に方針転換

http://www.sankei.com/world/news/150401/wor1504010004-n1.html
 北朝鮮による日本人拉致被害者らの再調査に関し、北朝鮮側が拉致被害者の安否情報を欠いた初回報告を行うと日本政府に打診していたことが31日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。

 政府は「拉致最優先」の基本方針に基づき打診を拒否。拉致被害者について誠実な報告をしない北朝鮮への圧力を強めるため制裁強化に踏み切った。安倍晋三首相は3日に拉致10+ 件被害者の家族と面会し、政府の姿勢を説明するとともに拉致10+ 件最優先で取り組む意向を改めて伝える方針だ。

 政府関係者によると、北朝鮮は今年に入って行われた水面下の交渉で「日本人配偶者や日本人遺骨に関する初回報告の用意がある」と伝えてきた。ただ、報告には拉致被害者の安否情報は含まれないことが判明。首相の「拉致10+ 件被害者の情報がなければ初回報告とは認めない」という強い意向で打診を突き返した。これに対し、北朝鮮側は、昨年5月の日朝合意で拉致被害者や日本人配偶者、日本人遺骨など全ての日本人に関する調査を同時に行い、随時通報することで一致していたと主張。「日本側は拉致最優先に話をすり替えている」と反論するなど不誠実な対応を取っているため、政府は制裁の強化を決断した。

その一環として、政府は31日の閣議で、4月13日に期限を迎える日本独自の対北朝鮮制裁措置について、2年間延長することを決定。延長する制裁は輸出入制限のほか、航空チャーター便の日本乗り入れの禁止▽人道物資の輸送以外の北朝鮮籍船舶の入港禁止-が柱。「万(マン)景(ギョン)峰(ボン)92」の入港禁止も含まれる。

 すでに、3月26日には京都府警などの合同捜査本部がマツタケの不正輸入に関連して、朝鮮総連の許(ホ)宗(ジョン)萬(マン)議長らの自宅の家宅捜索も実施。日本政府関係者は「北朝鮮の対応次第で、さらに圧力を強める可能性もある」と指摘している。 

山谷拉致担当相「北は挑発的な言動繰り返している」 対北朝鮮制裁2年延長で

http://www.sankei.com/politics/news/150331/plt1503310013-n1.html
山谷えり子拉致問題担当相は31日の記者会見で、政府が日本独自の対北朝鮮制裁措置を2年間延長する閣議決定をしたことについて、「総合的に勘案して判断した。北朝鮮は国際社会の働きかけに関わらず、国連安保理決議に反し、挑発的な言動を繰り返している」と指摘した。また、「北朝鮮に対し、拉致被害者を含む全ての日本人の調査を迅速に行い、結果を速やかに、正直に報告をすることを日本は求めている」とも述べた。


進まぬ拉致問題に不満募らせる「拉致家族会」 一部は官邸前デモ計画も…首相と家族会、足並み乱れれば北の思うツボになる 


http://www.sankei.com/premium/news/150327/prm1503270006-n1.html

平成26年9月13日、安倍晋三首相(左)は拉致国民大集会に出席し、拉致被害者家族の横田滋さん(右)らと握手を交わした=東京都千代田区の日比谷公会堂(小野淳一撮影)
 3月某日、ある自民党国会議員の携帯電話が鳴った。北朝鮮による拉致被害者の家族の1人からだった。

 「先生、官邸前で座り込みをしようと思います」

 家族会の一部が、日朝交渉で具体的な成果が得られていないとして、首相官邸前で座り込みのデモを計画していると伝えたのだ。

 議員は「安倍晋三首相はこれまで家族会のためにいろいろと動いてくれたじゃないか。そんなことはやめなさい」といさめ、デモをやらないよう説得した。家族は納得したが、議員は「家族会の一部が抱える不安と不満は限界にきている。いつ爆発してもおかしくない」と語る。

 北朝鮮は、昨年7月に特別調査委員会を設置し、拉致被害者らの安否について再調査を開始した。当初、最初の調査結果報告時期は昨年の「夏の終わりから秋の初め」(菅義偉官房長官)とされていた。しかし、その報告は今も寄せられていない。

 高齢化が進む家族会には焦りと不安が広がり、一部からは安倍政権の交渉姿勢に対する不満が漏れ始めている。


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